パソコン（PC）は複数のPCパーツから作られていますが、具体的な名称や役割を知らない方は多いと思います。
この記事では、PCを構成する主要なパーツとそれぞれの役割について分かりやすく解説していきます。
CPU
CPU (Central Processing Unit): コンピュータの脳とも呼ばれる部品であり、命令の実行やデータの処理を担当します。CPUは、コンピュータの性能や処理速度に直接影響を与えます。
CPUのメーカーはIntelとAMDが有名で、世界シェアのほとんどをこの2社が占めています。
グラフィックボード（GPU）
グラフィックスカード (Graphics Card): 画像や動画、3Dグラフィックスのデータ処理を行うためのパーツであり、ゲームやビデオ編集などの高負荷な作業に利用します。
一部のCPUにも同じようなグラフィック機能（APU）がありますが、WEB鑑賞や動画鑑賞向けで、高画質ゲームや3Dアプリケーションなどは高性能なグラフィックボードが必要になります。
ちなみにゲーミングPCとは、グラフィックボードを使用したPCを一般的に指します。
マザーボード
マザーボード (Motherboard): 各パーツを接続し、相互に通信するための基盤です。
このマザーボードにCPU、メモリ、ストレージ、グラフィックスカードなどの主要なPCパーツを取り付けられます。
メモリ（RAM）
メモリ・RAM (Random Access Memory): プログラムやデータの一時的な保存・処理に使われるメモリであり、アプリケーションの実行速度やマルチタスク処理の性能に影響します。
ストレージ（SSD・HDD）
ストレージデバイス (Storage Devices): データの保存を担当する部品で、HDD (Hard Disk Drive) や SSD (Solid State Drive) などがあります。
HDDは大容量のデータを保存に向いています。一方、SSDは高速なデータ保存が可能です。
電源ユニット
電源ユニット (Power Supply Unit, PSU): 各パーツに電力を供給し、コンピュータ全体の動作を支える電源装置です。適切な電力供給がないと、コンピュータが正常に動作しない可能性があります。
PCケース
ケース (Computer Case): PCパーツを収納し、保護するための筐体です。ケースは通気性や拡張性などの要素を考慮して選択されます。
ファン・クーラー
ファン(Fan)・クーラー（Cooler）: パーツ内部の熱を放熱し、安定した動作を維持するための冷却システムです。CPUやグラフィックスカードなどの高負荷な部品は、十分な冷却が必要です。
